人気音ゲーコンポーザーのTAGさん。
音ゲーに打ち込んだことなある方なら、一度は曲を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
TAGさんの楽曲は、引き込まれる独特のリズムやノリで、多くの人を魅了し続けています。
かく言う私も、TAGさんの熱狂的なファンのひとりで、コンポーザーさんの中ではTAGさんか世界でいちばん大好きです!
今回は、TAGさんの熱狂的なファンのひとりである私が、とても魅力的なTAGさんの楽曲の中から、特に魅力的だと思う作品を10個にしぼって、ランキング形式でご紹介していきます!
【第10位】Romancing Layer~エメラルドのようにキラキラした曲~
第10位は、「Romancing Layer」です。
画像:RemiWikiより
Romancing Layerをひと言で表すと、「キラキラした曲」です。
ちょうどこの曲のジャケットのエメラルドグリーンのようなイメージです
TAGさんの曲の中でもピカイチでキラキラした曲で、音ゲーで遊んでいても最初から最後まで清々しい気分になれます。
【第9位】ÆTHER~天空神がモチーフ?~
第9位は、「ÆTHER」です。読み方ですが、音ゲーマーからは「エーテル」の名で親しまれています。
画像:RemiWikiより
ジャケットを見ると、宇宙的な背景に、なんだか女神のような人物が描かれていますね。
この人物は、「ギリシア神話に登場する原初神で、天空神」である、アイテールであると考えられます。
天空の神・・・なんだか壮大な感じがしますね。
実際、この曲のメロディや和音は、天空や宇宙が感じられます。
前半部分は、空から大気圏、そして宇宙へと乗り物で突っ切っているようなイメージです。
そして、中間部は、重力や空気のない、宇宙の神秘に触れているような神々しい雰囲気に変わります。
そして、後半部分はより激しく・・・宇宙は落ち着いているばかりではなく、高熱の太陽や隕石、ブラックホールなど、様々な現象が渦巻き、相互に影響し合っています。
そんな混沌の中で、最後にははじけてしまう・・・そんな宇宙の激しさを想像させてくれるクライマックスです。
【第8位】Over The "Period"~その先にあるものは?~
第8位は、「Over The "Period"」です。
画像:RemiWikiより
Periodという単語には、"終わり・終止"といった意味や、"時代"などの意味もあります。
そして、Overには、"を越えて"、"の向こうに"といった意味があります。
つまり、ある一定の大きなまとまりがあるものを越えたその先にあるもの、といったようなイメージです。
実際、夜明けを連想させるようなスローテンポの幕開けから、後には様々な変化や大事件などを感じさせる展開が続きます。
そして、曲の途中からはBPMが速くなり、収束へと向かっていきます。
しかしながら、その先にあるものは、絶望ではありません。
大きなひとつの時代が終わり、その先には晴れわたる空、活気に満ちた世界があることを連想させるようなクライマックスに仕上がっています。
音ゲーではボス曲の立ち位置を占めるこの曲は、ひとつの時代をも乗り越えるようなエネルギーに満ちた曲であると言えますね!
【第7位】POSSESSION~謎の中毒性~
第7位はPOSSESSIONです。TAGさんの曲の中でもものすごく人気のある曲です。
画像:RemiWikiより
POSSESSIONの曲調は、シューティングゲームのようなイメージです。まさにジャケットの通りですね!
TAGさんの曲は、ジャケットの世界観ととてもマッチしていると感じます。きっと、曲想に合わせてジャケットもデザインしているんでしょうね。
序盤はシューティングゲームのように進撃するような曲調で進んでいきます。
そして、特徴的なのは中盤およびクライマックスのジャンプするようなサウンドです。
実際、ダンス・ダンス・レボリューション(DDR)でもこの地帯はずっと同時押しのジャンプが続きます。ステージのボスと対峙してるようなイメージでしょうか?
独特のリズムとシューティングゲームのような進撃のリズムで、謎の中毒性のある曲です。なぜかリピートしてしまう、みたいな魔力があります。
きっと、この中毒性が人気の秘密のひとつでしょう。
また、POSSESSIONは音ゲーで遊んでいてもとても楽しい曲です。
DDRでも、EXPERTやCHALLENGEなどの高レベルを選択すると、すごく難しくて踏みごたえがあります。
特に、CHALLENGEの最後のジャンプ地帯に入る前の部分は、ちゃんと踏めるとものすごくかっこいいので必見です!
以下の参考動画の1分22秒あたりからのひねり満載のステップをぜひご覧になってみてください。(世界チャンピオンのFEFEMZさんです)
【第6位】Re:GENERATION~失われた世代に捧ぐ~
第6位は、「Re:GENERATION」です。TAGさんの曲には歌詞&ボーカル付きの曲もいくつかありますが、その中でも特におすすめの曲の1つです。(歌はERiさん)
画像:RemiWikiより
この曲は、短調のバラードです。短調とは、物悲しい雰囲気を持つ曲調のことを言います。
それもそのはず、この曲は、様々なものが失われゆく私たちの世代について描いた曲だからです。参考までに、少し歌詞を見てみましょう。
現在を、失った世代よ。
未来を、託された世代よ。
見据えたすべての「現実」を、歌おう。
Re:GENERATION
――歌詞GET「Re:GENERATION」より引用
こんな歌い出しから始まります。
まさに私たち「失われた世代」をストレートに扱った曲です。
少子高齢化、人口減少、環境破壊・・・様々な困難に直面する平成から令和にかけての私たちの世代・・・
なかなか希望が見えてきませんね。ただ、この曲は今の時代の様々な悲観的状況を嘆くだけではありません。
私たちの世代は悲しいことが多いけど、ぼくやきみが生きている世界を取り戻すために戦っていこう。
我々が受けている痛みが、再生の糧となりますように・・・そんな未来への希望が詰まった曲でもあるのです。
メロディがとても素晴らしく、かつ私たちの世代にダイレクトに響く歌詞なので、ぜひ一度聴いてみてください!
【第5位】LONDON EVOLVED Ver.C~とにかくかっこいいメロディ~
第5位は、「LONDON EVOLVED Ver.C」です。バージョンがA~Cまでありますが、特にCのバージョンがおすすめです。
画像:RemiWikiより
この曲の良さは、とにかくかっこいいメロディです!
曲の途中でガラリと曲調が変わりますが、その変化した後のメロディや和音がかっこよく、聴いていてものすごく爽快感があります。
その素晴らしいメロディやビートは、音ゲーをしていてとても気持ちよくなってしまいます。
実際、私もDDRでこの曲をプレイするととてもすっきりした汗をかいた気分になれます。
以下の動画の1分20秒あたりからが特におすすめの部分ですので、ぜひ魅力的なメロディを味わってみてください!
【第4位】ACE FOR ACES~感動のエンディング曲~
第4位は、「ACE FOR ACES」です。
画像:RemiWikiより
ACE FOR ACESは、物語やイベントなどのクライマックスで聴きたい曲No.1です。
それもそのはず、DDRでも最強のボス曲が登場した最強のボス曲「ENDYMION」をクリアした時に現れるボーナス曲で、イベントのエンディングを飾る曲なのです。
TAGさんらしく、壮大な宇宙を感じるような曲調で少しずつエンディングに向かっていきます。
もはやスタッフロールが頭の中に浮かんでくるようです。
途中でしっとりした曲調で終わりが近づくのを感じさせた後の、最後までラストスパートするかのような曲調は、聴いていて本当にスッキリします。ものすごい爽快感です。
ACE FOR ACESのリズムにのって音ゲーをすると、心地よすぎていつまでも聴いていたいような気分になります。
何かをやり遂げたときなどに聴いてみると、達成感の後味が増幅されることうけ合いです。
【第3位】アルストロメリア(walk with you remix)~音が紡ぎ出す花のようなハーモニー~
第3位は、アルストロメリア(walk with you remix)です。
画像:RemiWikiより
アルストロメリアとは、ユリズイセン科の花のことです。以下の画像のような美しい見た目をしています。
画像:ガーデニングの図巻より
この曲の魅力は、何と言っても美しいメロディの重層的なハーモニーです。
メロディだけをとっても十分すぎるほどに魅力的なのですが、それだけにとどまりません。
複数の旋律が花びらのように重なり合い、美しすぎるハーモニーを奏でているのが特徴です。
その花のように美しい音の調べは、アルストロメリアの名にふさわしいと言えます。
あまりに素晴らしいメロディのため、TAGさんの曲の人気投票でも最上位に食い込む作品です。
ぜひ、アルストロメリアの重層的な美しいハーモニーを堪能してみてください。
【第2位】Show me your moves~今すぐ踊り出したくなる長調のメロディ~
惜しくも準優勝の第2位は、「Show me your moves」です。
画像:RemiWikiより
"Show me your moves"は、かつてDDRの曲が始まるときに登場したフレーズで、「君の動きを見せてくれ」といった意味になります。
そして、DDR20周年を記念したたくさんの楽曲が発表されましたが、そのイベントの後半でようやく登場する、20周年の要となる曲です。
作曲はTAGさんで、歌は様々なBEMANIソングを唄うパワフルで素敵な声が特徴の柊木りおさん。
楽曲の特徴は、長調の楽曲で、TAGさんの楽曲の中でも飛びぬけて明るく楽しげな雰囲気に仕上がっています。
心躍るメロディと和音で、まさに今にも体を動かしたくなる曲調です。踊っていて最高に気持ちの良い曲です。
そんな素晴らしいメロディを、柊りおさんがパワフルかつ情感たっぷりに歌い上げる・・・こんな贅沢な曲はなかなかありません。
何度聴いても飽きない楽しく明るい曲ですので、ぜひ聴いてみてください!
【第1位】Triple Journey -TAG EDITTION-~音ゲーの旅路と共に~
栄えある第1位は、「Triple Journey -TAG EDITION-」です。
画像:RemiWikiより
Triple Journeyも、音ゲー3機種の合同イベントで現われる、たいへんメモリアルな楽曲です。
"Triple"は「3つの」、"Journey"は「旅」といった意味を表す単語です。ジャケットに3人のキャラクターが登場していますが、Triple Journeyを訳すと「3人の旅路」といったところでしょうか。
この曲は、DDR・jubeat・GITADORAの3つの機種をまたぐイベントで登場しました。
このイベントでは、それぞれの機種のマスコットキャラクター「バビロン」「スミス氏」「オトベア」が一緒に旅に出ている様子が描かれていました。
Triple Journeyは、そんな3人の旅路の集大成となる曲。すごく盛大で、旅のわくわく感や感動が伝わってくるような曲調に仕上がっています。
それぞれの機種でTriple Journeyの編曲者は違うようですが、TAGさんのバージョンはDDRに収録されています。
こんなにワクワクする曲調の曲、踏んでいて楽しくないわけがありません。3人と一緒に楽しい旅に行っているような感覚を味わえます。
TAGさんの曲はもちろんどれも異なる魅力がありますが、私は、心の底から湧き上がるドキドキ感やわくわく感を見事に曲にしたTriple Journeyを1位に選びました。
みなさんもTriple Journeyで、音ゲーの歴史やマスコットキャラクターたちとともに、音楽の旅を楽んでください♪
TAGさんってどんな人?
このページでTAGさんの楽曲の魅力が、伝わればこの上ない幸いです。
ところで、こんな魅力的な曲をつくるTAGさんって、いったいどんな人物なのでしょうか?
TAGさんはKONAMI所属のコンポーザーです。本名は「田口 康裕」さん。
DDRなどの音ゲーの楽曲をメインで製作されています。
経歴などは、ニコニコ大百科「TAG」のページに詳しくまとめられているので、ご参照ください。
柔和な雰囲気を持つ男性で、いつも帽子(ハンチング)をかぶっています。
画像:KONAMI STYLEより
時々音ゲーのイベントの動画などでお見かけするのですが、とても控えめでやさしそうな雰囲気をお持ちの方です。
その反面、Twitterなどを拝見していると、やはり独特な世界観をお持ちであるのがひしひしと伝わってきます。(そこも含めて魅力なわけですが)
以下にTwitterのリンクも貼っておくので、ぜひのぞいてみてください。そして、その独自な世界観を味わってみてください!笑
TAGさんの楽曲の魅力は音ゲーと共に
最後に、TAGさんの楽曲の魅力を何倍も楽しむ方法について触れて、このページの締めとしたいと思います。
TAGさんの楽曲は、単体で音楽として聴いても、十分すぎるほどに魅力的です。
和音やメロディが素晴らしいだけでなく、独特のリズムで謎の中毒性があります!笑
ところで、TAGさんの楽曲は、基本的には音ゲーで楽しむためにつくられた楽曲です。
手や足を使ってリズムを刻んでいると、心が躍るような楽曲ばかりです。
そのため、音ゲーをしながらTAGさんの曲を聴いていると、曲を単体で聴く以上に曲の魅力を感じることができます。
体と脳で曲を味わうことができます。心が大きく揺さぶられます。
そうなんです、TAGさんの曲は、音ゲーを通して聴くことで魅力が何倍にも膨れ上がるのです。
このページでご紹介したTAGさんの素晴らしい楽曲たちも、音ゲーを通して聴くことで耳だけではなく体全体を通じて心に訴えかけてきます。
ずっと聴いていたいような不思議で心地よい気分を味わうことができます。
みなさんも、機会があればぜひ、ゲームセンターで、音ゲーをプレイしながらTAGさんの楽曲を堪能してみてください♪
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