ソルフェージュとは

ソルフェージュとは?やり方や効果は?音感や読譜力を育てよう!

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音感・読譜力アップ!?ソルフェージュとは?意味・目的・やり方・効果などが120%わかるソルフェージュの教科書です!

【 ソルフェージュの意味 】
ソルフェージュ(英語:solfege・solfeggio)とは、メロディや和音などの音楽を聴いて楽譜に書いたり(=聴音)、楽譜を見ながら声に出してドレミ~で歌ったり(=視唱)することによって、音感や読譜力など、すべての分野の音楽に共通する基礎能力を養うためのトレーニングのことです。

ソルフェージュの始まりは、イタリア人修道士グイード・ダレッツォという人物が、宗教音楽を効率的に覚えてもらうために、それぞれの高さの音を「ドレミファソラシ」と名づけたことでした。

それから、音楽を楽譜に記録し共有するための、音楽の記号やルールが整備されてきました。

そして、「ドレミ~」の音の高さや音楽の記号・ルールなどを感覚として体に覚えさせるためのトレーニングとして発達したのが、ソルフェージュです。

様々な試行錯誤が重ねられた結果、ソルフェージュの主要な内容として、「楽譜を見ながらドレミ~で歌うこと(=視唱)」「演奏された音を聴いて楽譜に書くこと(=聴音)」の2つのトレーニングが行われるようになりました

さらに、今日のソルフェージュの内容は聴音や視唱だけにとどまりません。

フランスの音楽境域に端を発する「フォルマシオン・ミュジカル」という考え方の影響もあり、ソルフェージュはより幅広い内容を扱うようになったのです。

その結果、現在のソルフェージュには「聴音」「視唱」に加えて、以下のようなトレーニングが含まれます。

――では、ソルフェージュをすることで具体的にどのような能力を伸ばすことができるのでしょうか?

ソルフェージュ能力にはさまざまな能力が含まれますが、ソルフェージュによって高めることができる能力をまとめると、以下の4つに集約できます。

具体的には、音感・リズム感・読譜能力といった、音楽をする上で欠かせない能力を育むことができます

そして、音感や読譜能力を高めることによって、一つひとつの曲をより効率的に学習できるようになり、また、楽譜から音楽をイメージして表現力を高めことができるようになるのです!

つまり、ソルフェージュとは、音楽を学ぶ上で土台となる基礎能力を育むトレーニングであると言えます。

――続いて、なぜこのような力を身につける必要があるのでしょうか?ソルフェージュの目指すところを確認しておきましょう!

ソルフェージュを学ぶ目的は、大きく分けて以下の2つがあります。

音楽の記号やルールというものは、本を読んだり授業を受けたりして学んだだけでは、実践で使うことはできません。

「知っている」「わかる」状態から「使いこなせる」状態へと高めるためのトレーニングをすることではじめて実践で使えるようになります。

そして、音楽の記号やルールを「使いこなせる」ようにするためのトレーニングこそが、ソルフェージュなのです。

言い換えると、楽典で音楽の記号やルールを理解して、ソルフェージュでそれらを体の感覚で覚えて「使いこなせる」ようにする、というイメージです

その意味で、楽典とソルフェージュの関係は、教科書と練習問題のような関係であると言えます。

また、音楽をしていく上では、作曲家・演奏家・聴き手など、立場を変えながら様々な人と関わります。

これはつまり、音楽活動にはたくさんのコミュニケーションの場面がある、ということです。

そして、ソルフェージュは、他の作曲家や演奏家、聴き手などと適切にコミュニケーションをとる能力を向上させてくれます。

たとえば、楽譜から作曲家の意図を読み解いたり、正しい音程で歌ったり・・・

すなわち、ソルフェージュの究極の目的は、音楽的なコミュニケーション能力の向上にあるのです。

――では続いて、ソルフェージュはどこで学べるのでしょうか?

ソルフェージュは様々なところで学べますが、大まかにまとめると以下の場所で習うことができます。

音大や音楽科のある高校など音楽を専攻する学校に通っている場合には、学校のソルフェージュの授業で学ぶことができます。

それ以外の場合には、音楽教室のレッスンで音楽の専門家から学ぶのが一般的です。

しかしながら、最近は本・テキストだけでなくアプリやWebサイトなどのソルフェージュの教材も充実してきているため、独学でもある程度学習ができるようになってきています。

――最後に、ソルフェージュを学ぶのに適した年齢について見ておきましょう。

ソルフェージュは、おおむね2・3歳くらいから学ぶことができます。(中にはもっと早くから行っている教室も・・・)

しかしながら、そのくらいの年齢のお子さんは楽器などを演奏するにはまだ未成熟であるため、ソルフェージュは楽器を始めるための前準備と捉えるとよいでしょう。

4・5歳くらいになってくると、楽器の練習を始めながらソルフェージュを学ぶのに適した成長段階に達します。

諸説ありますが、絶対音感を身につけるなら6歳くらいまでと言われることもあるので、4・5歳くらいまでに学習を始めるのがおすすめです。

また、幼児向けの音楽トレーニングには、「リトミック」と呼ばれるものもあります。

リトミックも音楽的な感覚を養うものであるという点では、ソルフェージュと共通するところもあります。

しかしながら、ソルフェージュが音楽的な能力を伸ばすことを第一の目的としているのに対して、リトミックは音楽を通じたヒューマンスキルの育成を主眼しています。

中にはリトミックとソルフェージュを組み合わせた方法などもありますが、ソルフェージュとリトミックの違いをおさえた上で教室を選ぶようにしましょう。

では、大人の音楽学習者は、ソルフェージュを学んで効果があるのでしょうか?

この点に関しては、大人になってからでもソルフェージュは十分に効果があると言えます

というのも、私も30歳になってからソルフェージュを学んでいますが、音感が身についたり、音楽記号への理解が深まったりしていくのを日々実感しているからです。

ソルフェージュ能力は、ピアノや声楽、ギター、ヴァイオリンなど、何の音楽をやる上でも必要になる力です。

音楽を継続的に学習していく方は、ぜひソルフェージュも並行して学ぶようにしましょう♪