亀井聖矢

ピアニスト亀井聖矢さんの魅力やプロフィールを余すところなくご紹介!

ピアニスト・亀井聖矢さんのイメージ画像

2019年、音楽界に衝撃のニュースが流れました。

そのニュースとは、ある人物が日本最大規模のピアノコンクールであるピティナ・ピアノコンペティションと日本音楽コンクールの両方で優勝を果たしたことです。

その人物とは、亀井聖矢さん・・・大学に飛び級で入学した17歳の若きピアニストだったのです。

このページでは、そんな亀井聖矢さんのプロフィールや魅力などを、余すところなくご紹介していきます!

亀井聖矢さんのプロフィールは?

亀井聖矢(かめい まさや)さんは、桐朋音楽大学に在学中の若き日本人ピアニストです。

まずは、2019年のピティナ・ピアノコンペティションの際に掲載されていたプロフィールをご紹介します。

2001年生まれ。4歳よりピアノを始める。ピティナ・ピアノコンペティション全国大会 2015年 F級銀賞及び聖徳大学川並弘昭賞、2016年 Jr.G級ベスト賞、2018年 G級銅賞、2016年 ショパン国際ピアノコンクールin ASIA中学生部門全国大会金賞、アジア大会金賞及びソリスト賞、2017年 愛知ピアノコンクール高校A部門金賞及び中日新聞社賞、 全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門高校の部第1位及び横浜市民賞、野村賞、井口愛子賞、日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞、他受賞。ブルーノ・レオナルド・ゲルバー氏、マリア・ジョアン・ピリス氏等のレッスンを受講。これまでに、青木真由子氏、杉浦日出夫氏に師事、現在、上野久子氏、岡本美智子氏、長谷正一氏に師事。一般財団法人藤本育英財団奨学生。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、2019年飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学。現在桐朋学園大学1年在学中。

――ピティナ・ピアノコンペティション「特級ファイナリスト決定」より抜粋

亀井聖矢さんがピアノを始めたのは、4歳の時・・・

それから、様々なコンクール等に出場しています。

そんな亀井さんは、現在 大学生です。(2019年当時「桐朋学園大学1年在学中」)

実は、この時の亀井さんの年齢はなんと17歳・・・日本の大学ではめずらしく、飛び級で入学していたのです。

そして、亀井さんを有名にした最も大きな出来事は、2019年に起こりました。

なんと、日本最大規模の音楽コンクールである「ピティナ・ピアノコンペティション」と「日本音楽コンクール」の2つのコンクールで優勝したのです。

元々若い頃から類いまれなる才能を持っていましたが、さらに研鑽を積み、わずか17歳という若さで日本最大のコンクールの頂点に立ちました。

一躍時の人となった亀井さんもまだ大学生・・・本分は学業です。

これからさらに音楽を学び、どんな演奏を見せてくれるのか・・・亀井さんの今後の動向に目が離せません。

亀井聖矢さんの経歴は?

続いては、亀井聖矢さんの経歴を、コンクール受賞歴や動画などと共にたどっていきましょう。

2015年 ピティナ・ピアノコンペティションF級 銀賞

ピティナ・ピアノコンペティションは、「参加者のべ約45,000組(予選~全国計)を誇る、世界でも最大規模のピアノコンクール」です。

A2~G級と、アルファベットが進むにつれて年齢層及びレベルが高くなっていき、その上にはPre特級・特級というグレードもあります。

今回ご紹介するF級は、高校3年生以下を対象とするピティナの中でもレベルの高いグレードです。

高校3年生以下が対象にもかかわらず、2015年8月ということは亀井さんは13歳・・・中学生での出場です。

そして、中学生ながらにして、高校生の出場する部門で銀賞という立派な成績をおさめています。

大会の演奏動画をリンクとして載せておくので、ぜひご覧になってみてください。

演奏曲目はこちら

J.S.バッハ◎平均律 第2巻 第23番 ロ長調 BWV892/バルトーク◎組曲Op.14 第3番/ベートーヴェン◎ソナタ 第21番 Op.53 第1楽章/ショパン◎練習曲 Op.25-11 イ短調 「木枯らし」

2016年 ピティナ・ピアノコンペティションJr.G級ベスト賞

続く2016年には、亀井さんはJr.G級にも挑戦しています。

Jr.G級はF級より上のグレードの大会で、普通のG級と違う点は、出場資格が15歳以下もしくは高校1年生以下であることです。

金賞は逃したものの、ベスト賞(上位7人)にも入選しています。

2016年 ショパン国際ピアノコンクールin ASIA中学生部門全国大会金賞 & アジア大会金賞及びソリスト賞

同じく2016年には、ショパン国際ピアノコンクールin ASIAにも出場しています。

こちらは、アジア地域のショパン国際コンクールで、日本の全国大会を勝ち抜けば、ASIA大会に進むことができます。

亀井さんは中学生部門に出場し、全国大会で金賞を受賞してアジア大会へと進出しました。

さらに、アジア大会でも金賞及びソリスト賞を受賞するという、輝かしい成績を収めています。

2018年 ピティナ・ピアノコンペティションG級 銅賞

2018年には、ピティナ・ピアノコンペティションに再び舞い戻ってきます。

次は、G級に挑戦です。結果は、森本隼太さん(金賞)に敗れ、銀賞なしの銅賞でした。

G級亀井さんが演奏した曲目は、以下の通りです。

  • ショパン「エチュード イ短調 Op.10-2」
  • ベートーヴェン『ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」 第1楽章』
  • バラキレフ『東洋風幻想曲 「イスラメイ」』
  • デュティユー『ピアノソナタ 第3楽章 「コラールと変奏」』

2019年 ピティナ・ピアノコンペティション特級 金賞

そして、いよいよ2019年には、ピティナ・ピアノコンペティションの最上級グレードである「特級」に挑戦。

亀井さんは無事に予選を通過し、ファイナルへと駒を進めました。演奏曲目は、以下の通りです。

  • J.S.バッハ「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903」
  • バラキレフ『東洋風幻想曲 「イスラメイ」』
  • ベッリーニ=リスト『「ノルマ」の回想 S.394』
  • ベートーヴェン「ピアノソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3 第1楽章」
  • 田中 翔一朗「Portrait of “B” “Dem Andenken eines Komponisten” for piano solo (2019)」
  • サン・サーンス「ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103」

特級ファイナルの特徴は、オーケストラとのコンチェルトがあることです。

そして今回、亀井さんがコンチェルトの曲として選んだのは、サン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番 へ長調 Op.103」でした。

私も会場で聴いていましたが、音色もアンサンブルも何もかもが完璧で、圧巻の演奏でした。

演奏が終わった後の観客の反応も際立ってて、拍手が鳴りやみません・・・。

結果は、見事グランプリ!観客の投票で選ばれる「聴衆賞」とのW受賞です。

この時、亀井さんは飛び級入学した大学の1年生で、わずか17歳でした。

年齢的にはまだまだ伸び盛りのはずで、今後亀井さんがどのように成長して活躍していくのか、本当に目が離せません!

2019 日本音楽コンクール 1位

続いて、亀井さんはもうひとつの日本最高峰の音楽コンクールである「日本音楽コンクール」にも出場していました。公式サイトでは、コンクールの歴史について以下のように紹介されています。

楽壇最高の登竜門として知られている「日本音楽コンクール」の開催は、すでに80回を超えている。これまで数多くの有望な新人音楽家を世に送り続けており、応募部門の多さと高い水準により世界の音楽文化の振興に寄与している。
――日本音楽コンクール「音コンの歴史」より引用

日本音楽コンクールでの選曲も、ピティナと同じ、サン=サーンスの「ピアノ協奏曲第5番 へ長調 Op.103」です。

そして、驚くべきことに、亀井さんはピティナ・ピアノコンペティションだけでなく、日本音楽コンクールでも優勝を果たしました。

恐らく、日本の音楽コンクールの歴史でも、この2つのコンクールの両方を同時に制した人は初だとか・・・亀井さんは17歳にして驚くべき快挙を成し遂げたのです。

ズバリ!亀井聖矢さんの演奏の魅力は?

若くして数々のコンクールで輝かしい成績を収めている亀井聖矢さん・・・その演奏には、どんな魅力があるのでしょうか?

YouTubeの亀井さんの演奏動画に対するコメントを参考に、亀井さんの演奏の魅力を見ていきましょう!

まずは、ピティナ・ピアノコンペティションで特級グランプリを取った時の演奏です。

曲は、サン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103」です。

チィチィさん
チィチィさん
きれいな音、水面を渡る鳥のような軽やかさ、澄んだ音色、そして中盤の迫力、もっと聴いていたい。亀井さん、素晴らしい演奏、ありがとうございます。繰り返し聴いてます。これからのご活躍を期待しています。
mari tattoooさん
mari tattoooさん
最初から最後まで感涙。天空の音楽の様に聴こえる。洗練されていて純真無垢で。本当に美しい。
aosora773さん
aosora773さん
跳ねるような軽やかな音だと思えば静けさを宿したまま水の流れの様に音が変化してゆくのに驚いた.....凄い
Beechan Newさん
Beechan Newさん
終始鳥肌が…と同時に涙が…。本当に感動すると自然と涙が出てくるんですね!これからも応援しております。
masyu14さん
masyu14さん
生配信でも観ておりましたが、本当に素晴らしくて感動して泣きそうになりました。もう何回も観てしまいます。音コンでもこの曲を弾かれるみたいなので、当日会場で聴くのを楽しみにしております。
心地よすぎて、毎日聞いてます
秋山穂野香さん
秋山穂野香さん
深夜に鳥肌がとまりません。凄すぎて涙がでてきました、、

――PTNA『ピアノ曲事典』「亀井 聖矢/サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第5番」より引用

亀井さんの演奏に、たくさんの方が大きく心を揺さぶられているのがわかりますね!

続いて、同じく亀井さんの弾くリスト「ラ・カンパネラ」に対するコメントも見てみましょう。

k Yanさん
k Yanさん
とても美しい演奏で鳥肌が立ちました。素晴らしいです。
*Neverland*さん
*Neverland*さん
聖矢さんのピアノを聞くと心が洗われます
プロの方のピアノよりも聞き入ってしまうというか…
いつか生で聞いてみたいです
阿久津かがめさん
阿久津かがめさん
美しすぎて途中ピアノではない楽器なのかと勘違いしそうになりました。。
暫くリピートさせて頂きます。
気軽には聴けない、人生を感じるような演奏で染み入ります。
ありがとうございました。
馬場千春さん
馬場千春さん
とても丁寧にピアノを弾いてらっしゃって、音も美しくこれからが楽しみなピアニストだと思いました。経験を重ね、良い師について学び、早く世界中のマエストロと共演している演奏を聞いてみたいです
小川桂子さん
小川桂子さん
何回聞いても感動します。
素晴らしいです。
Yasukoさん
Yasukoさん
亀井さんのYouTube公開、ありがとうございます。嬉しかったです!
そしてこのラ・カンパネラ、感動でなんて言ったらいいのか空気を優しく包み込むような優しく荘厳な鐘の音に心が洗われるような気がしました。
これからもいろんな曲を聴きたいです
ぴあの男爵のレッスン室〜独学勢を支援〜さん
ぴあの男爵のレッスン室〜独学勢を支援〜さん
ごめんなさい、既に7回くらい聴いてるんですけど
最高音域の音が他では聴いたことないくらい優しくも鮮明で…
この世のものとは思えない

――亀井聖矢 Masaya Kamei「リスト: ラ・カンパネラ F.Liszt : La Campanella / 亀井 聖矢」より引用

以上、サン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103」とリスト「ラ・カンパネラ」へのコメントから、亀井聖矢さんの演奏の魅力を抽出していきます。

唯一無二の美しい音色

亀井さんの演奏の魅力は、まず第一にその美しい音色にあります。

私もピティナ・ピアノコンペティションを会場で聴いていましたが、最初からピアノの音色があまりにも美しすぎて、脳天をぶち抜かれてしまいました。

そして、最初から最後まで聴き逃すまいと終止ひき込まれてしまったのです。

上のYouTube動画へのコメントでも、「荘厳な鐘の音」「天空の音楽」などと表現されています。

それもそのはず、今回のコンクールに際して、亀井さんは音色を左右する「タッチ」を深く研究なさっていたのです。

ー 音楽性や音色を広げるために参考にしたこと、工夫したことなどはありますか?
タッチの研究を一番しました。たった1センチの深さの鍵盤をどういうスピードで押さえるのか、指の使う位置、角度、身体のどこから持って行くのかなど、繊細な違いで音は大きく変化するので、先生にそういう引き出しをたくさん教えていただきました。自分が出したい音を自在に出せるように。
――ひびクラシック「亀井聖矢(ピアノ)第88回日本音楽コンクール・ピアノ部門第1位/2019年度ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ ~ひびクラinterview」より引用

このように、たった1センチの深さの鍵盤に対するタッチのスピードや角度など、幅広い視点からの研究があってこそ、多くの人を感動させられる至高の音色が生まれたのですね。

涙が出るほど感動する

これは先の音色の素晴らしさと密接に関係することですが、亀井聖矢さんの演奏は思わず涙が流れてしまうほど、人を感動させるパワーを持っています。

コメントでも、「最初から最後まで感涙」「終始鳥肌が…と同時に涙が…」など、感動した!鳥肌が立った!といった感想が目立ちます。

亀井さんの素晴らしい音楽は、純粋に音で人を心から感動させてしまうほどなんですね。

何度もリピートしてしまう

亀井さんの演奏の特徴は、心地よい音色で何度も繰り返し聴きたくなってしまう点にあります。

実際、私もピティナの演奏を生で聴いた後、動画でも何回も"亀井さんの"演奏を求め聴いてしまいます。

コメントでも、「既に7回くらい聴いてる」「心地よすぎて毎日聴いている」といった内容が投稿されています。

本当に良い音楽は、たとえ同じ曲であっても何回も聴きたくなってしまうもの・・・。

一度聴いてしまった方は、何度も"亀井さんの"音楽を求めずにはいられなくなってしまいます。

オーケストラと完全に溶け合うピアノ演奏<コンチェルト>

もうひとつ、私が個人的に思う亀井聖矢さんならではの魅力があります。

その魅力とは、「オーケストラの演奏と完全に溶け合い同化したピアノ演奏」です!

最初に感じたのは、ピティナ・ピアノコンペティションを聴きに行った時の、第2楽章くらいに差しかかってからでした。

YamaHa
YamaHa
あれ、オーケストラの音と、音色も音量も完全に溶け合っている・・・

そして、それは最後まで聴いて、確信に変わりました。

音色だけでなく、音量まで完全にオーケストラの音と調和していたのです。

そしてなんと、同じようにTwitterで仰っている方がいらっしゃいました!

コンサートでピアノ協奏曲を聴いていると、ほとんどの場合、オーケストラの音+ピアノの音という印象を受けます。

これはつまり、オーケストラとピアノが独立した存在であるように感じる、ということです。

ところが、亀井さんのピアノ演奏は、オーケストラの楽器のひとつとしてのピアノ、という印象を受けました。

終始、主張し過ぎず、かといって自分を抑えすぎることの無い、完全に全体と調和した演奏でした。

聴いていてとても気持ち良く、このアンサンブル能力こそが亀井さんならではの魅力だと私は思います。

亀井聖矢さんのTwitterで最新情報をGET!

亀井さんは、コンサートや雑誌など様々な方面で活躍の場が広がってきています。

そんな亀井さんの最新情報は、本人のTwitterで確認できるので、ぜひチェックしてみてください!

以下は、亀井さんのツイートをいくつか抜粋したものです。

このように、コンサート情報など案内してくださっています。

オンラインコンサートなど、新しい形の音楽芸術も模索していらっしゃるのですね!

亀井さんレベルの人物になると、有名な雑誌の取材も受けたりしています。

そんな亀井さんの雑誌掲載情報も、Twitterでお知らせしてくださいます。

コンサートや雑誌だけでなく、ラジオなどにも出演なさっていますね。

亀井さんの音ではなく「しゃべり」も要チェックです。

――以上のようなメディア出演情報だけでなく、演奏後の心境や音楽家仲間との交流など、亀井さんの人柄や活躍を様々な面から知ることができるのが、Twitterの魅力です

亀井さんのYouTubeチャンネルも誕生しました

2020年6月には、亀井さんのYouTubeチャンネルも誕生しました。

・・・正確に言えば、ずっと前から匿名のアカウントで存在はしていましたが、今回改めて亀井さんのYouTubeアカウントということで公表されました。

先に後悔されていた動画は、なんと、亀井さんが小学生の時(10歳)にすでにリスト「ラ・カンパネラ」を演奏している姿でした。恐るべしです。

そして、この度公開されたのは、18歳になった亀井さんの「ラ・カンパネラ」。

小学生から大学生へと成長を遂げた亀井さんの演奏の進化を聴き比べることができる貴重な映像です。

亀井さんのYouTubeチャンネルについては、2018年のピティナ・ピアノコンペティションで特級グランプリを獲得した角野隼人さんも、以下のように称えています。

すでにピアノ系YouTuberとしても大活躍している角野さん(=かてぃんさん)も、亀井さんの演奏を認めていることがわかります。

亀井さんが自身のYouTubeチャンネルについてTwitterで以下のように語っていました。

控えめに宣伝するところがなんだかかわいらしいですね。

亀井さんの音色をいつでもオンラインで堪能できるYouTubeチャンネルを、ぜひチャンネル登録してお楽しみください♪

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